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2009.11/18 [Wed]
アメリカの車事情(6) ~駐車場事情あれこれ~
「アメリカは車社会」ということは、このシリーズの日記でも折に触れて申し上げておりますが、今回は駐車場について思うことをあれこれ(ちょっと生活くさい話も含みますが 笑)。
【アメリカの駐車場事情】
(1)まずは自宅の駐車場について‥‥
地域差はあるかもしれませんが、大都市圏の中心部以外であれば、タウンハウス等の集合住宅には、番号が振られた指定された駐車スペースと、誰でも停められるフリースペースがあり、各家には1台の指定スペース(場所によってはガレージ)が割り当てられているのが普通でしょうか(駐車料金が家賃に含まれるかどうかはマチマチですが、郊外では「込み」が多いのではと思います)。
大抵の家庭は複数台の車があるので、フリースペースも利用することになりますが、一家で2台駐車した場合でも、その区画には+αでゲスト用のフリースペースが残るという形で駐車場が確保されている集合住宅が多い印象です。
また、一軒家の場合は、家族で複数台の車があることが前提ですので、大抵は1台若しくは2台分のガレージがあり、また、その前にも駐車できる程度のスペースがあることが多いと思います。
(2)次に、出先での駐車場のお話‥‥
これは、NYマンハッタンなどの大都市部であるかそうでないかで大きく事情が異なります。
大都市部以外は、例えばモール、レストラン、各種ショップ等々、普通に自走式のセルフパーキングがあるのは日本と同様です(こういう併設駐車場は大抵は無料ですが、場所によってはパーキングメーターが付いています-こういう郊外ですとかなり安いですが)。
郊外であっても、例えば駅前のメインストリート等になると、パーキングメーター付の有料スペースであることも少なくありません。
↑ こんなタイプのパーキングメーターは多いですね(この画像はお借りしました)
他方、例えば私にとって一番身近な大都市であるNYマンハッタンを例にとると、日本の都心部と同様、無料の駐車場はまず無いと思っていいです。マンハッタン島の端や外れの地域では普通に路上駐車できる所もありますが‥‥多くのエリアでそれは難しいと思いますし、いわゆるパーキングメーター式の駐車スペースもありますが、通常は空きを探すのも大変です。
‥‥と いうことで、私がマンハッタンに行く際には、大抵は民間のガレージに停めるのですが、料金はピンきりではあるものの、1時間で も$10~20程度であったり、かなり高いです。ただ、例えば4時間以上などになると、1日の上限価格に達するといった形ですので、基本的にどんなに長く 駐車しても$50以上になることは無いと思います($25~40前後が多いかと思います)。
↑ 一例として、NY・Astor Place近辺の駐車場の料金表を。
このように、2~4時間程度までは、小刻みに「○時間まで$○○」、それ以降になれば「10時間まで$○○」とか、「Overnightで$○○」といった所が多いので、ひとたび2~4時間以上の駐車となると、金額はあまり変動しないというパターンが多いです。
エリア的にミッド・タウンに近づくにつれ、この料金が全体的にさらに割高になる感じですね。。
余談ですが、今までに数多く駐車禁止のキップを切られ、場合によってはレッカー移動も数回経験した身としては(日米双方で経験あり)、リスクを犯して路駐するのは、かえって高くつくと思っています(精神衛生上も悪いですし)。
日本との違い‥‥
日本が便利だと思うのは、例えばデパートの駐車場に入れて、3千円以上の買い物をすれば2~3時間は無料みたいな制度がありますよね-うまく買物すれば(商品券を買うという裏技?もあり)、都心部でも駐車料金を殆ど払わずに済むというかなりユーザーフレンドリーな制度ですが、アメリカには殆ど無いです(提携駐車場で一定の「割引」がされるケースはありますが)。
ということで、1日にいくつものエリアを動くとなりますと、停める毎に$20~30がかかってしまい、出し入れも面倒ですので、適当な所に止めて、後は地下鉄などで動くというパターンになったりします。
ちなみに、こういう大都市部のガレージや、大都市部のホテルの駐車場、レストラン等は、自走式でないバレット・パーキングが主流です。日本では少ないので、渡米当初はバレットで車の鍵を預けるということにやや抵抗がありましたが、慣れればまあ便利ではありますね(自分で空きスペースを探す必要もないですし、出入口から遠く離れた所から歩く手間も省けますので)。
こちらの車には、バレット・キー※が付いてくることもあるので、気分的にもやや安心です。
※車のドア及びイグニションのみに機能する鍵で、グローブボックスは開けることができないので、トランク及びグローブボックスにロックをかけることができる。
しかし‥‥特に住宅や駐車場事情という話になると、、「とにかく国土が広い」ということはつくづく羨ましいことだと思います。。
【本シリーズ過去日記】 ご興味があれば~
アメリカの車事情(1) 車のバッテリーが‥‥
アメリカの車事情(2) 米ビッグ3の凋落と日本車の人気?
アメリカの車事情(3) バッテリー事件その後+Blue Lawなど
アメリカの車事情(4) アメリカでの車両登録・車検などについて
アメリカの車事情(5) アメリカのETCと道路事情~高速道路の無料化論も~
アメリカの車事情(6) 駐車場事情あれこれ(本稿)
※番外編:『2度目のワシントンDC ~3分間の代償・初レッカー移動~』
→アメリカで初レッカー移動を経験した時の苦い思い出です(笑)。
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↓↓うちからであれば、電車で行っても割安にならないんですよね。。。
↑禁煙、地域情報(北アメリカ)
【アメリカの駐車場事情】
(1)まずは自宅の駐車場について‥‥
地域差はあるかもしれませんが、大都市圏の中心部以外であれば、タウンハウス等の集合住宅には、番号が振られた指定された駐車スペースと、誰でも停められるフリースペースがあり、各家には1台の指定スペース(場所によってはガレージ)が割り当てられているのが普通でしょうか(駐車料金が家賃に含まれるかどうかはマチマチですが、郊外では「込み」が多いのではと思います)。
大抵の家庭は複数台の車があるので、フリースペースも利用することになりますが、一家で2台駐車した場合でも、その区画には+αでゲスト用のフリースペースが残るという形で駐車場が確保されている集合住宅が多い印象です。
また、一軒家の場合は、家族で複数台の車があることが前提ですので、大抵は1台若しくは2台分のガレージがあり、また、その前にも駐車できる程度のスペースがあることが多いと思います。
(2)次に、出先での駐車場のお話‥‥
これは、NYマンハッタンなどの大都市部であるかそうでないかで大きく事情が異なります。
大都市部以外は、例えばモール、レストラン、各種ショップ等々、普通に自走式のセルフパーキングがあるのは日本と同様です(こういう併設駐車場は大抵は無料ですが、場所によってはパーキングメーターが付いています-こういう郊外ですとかなり安いですが)。
郊外であっても、例えば駅前のメインストリート等になると、パーキングメーター付の有料スペースであることも少なくありません。
↑ こんなタイプのパーキングメーターは多いですね(この画像はお借りしました)
他方、例えば私にとって一番身近な大都市であるNYマンハッタンを例にとると、日本の都心部と同様、無料の駐車場はまず無いと思っていいです。マンハッタン島の端や外れの地域では普通に路上駐車できる所もありますが‥‥多くのエリアでそれは難しいと思いますし、いわゆるパーキングメーター式の駐車スペースもありますが、通常は空きを探すのも大変です。
‥‥と いうことで、私がマンハッタンに行く際には、大抵は民間のガレージに停めるのですが、料金はピンきりではあるものの、1時間で も$10~20程度であったり、かなり高いです。ただ、例えば4時間以上などになると、1日の上限価格に達するといった形ですので、基本的にどんなに長く 駐車しても$50以上になることは無いと思います($25~40前後が多いかと思います)。
↑ 一例として、NY・Astor Place近辺の駐車場の料金表を。
このように、2~4時間程度までは、小刻みに「○時間まで$○○」、それ以降になれば「10時間まで$○○」とか、「Overnightで$○○」といった所が多いので、ひとたび2~4時間以上の駐車となると、金額はあまり変動しないというパターンが多いです。
エリア的にミッド・タウンに近づくにつれ、この料金が全体的にさらに割高になる感じですね。。
余談ですが、今までに数多く駐車禁止のキップを切られ、場合によってはレッカー移動も数回経験した身としては(日米双方で経験あり)、リスクを犯して路駐するのは、かえって高くつくと思っています(精神衛生上も悪いですし)。
日本との違い‥‥
日本が便利だと思うのは、例えばデパートの駐車場に入れて、3千円以上の買い物をすれば2~3時間は無料みたいな制度がありますよね-うまく買物すれば(商品券を買うという裏技?もあり)、都心部でも駐車料金を殆ど払わずに済むというかなりユーザーフレンドリーな制度ですが、アメリカには殆ど無いです(提携駐車場で一定の「割引」がされるケースはありますが)。
ということで、1日にいくつものエリアを動くとなりますと、停める毎に$20~30がかかってしまい、出し入れも面倒ですので、適当な所に止めて、後は地下鉄などで動くというパターンになったりします。
ちなみに、こういう大都市部のガレージや、大都市部のホテルの駐車場、レストラン等は、自走式でないバレット・パーキングが主流です。日本では少ないので、渡米当初はバレットで車の鍵を預けるということにやや抵抗がありましたが、慣れればまあ便利ではありますね(自分で空きスペースを探す必要もないですし、出入口から遠く離れた所から歩く手間も省けますので)。
こちらの車には、バレット・キー※が付いてくることもあるので、気分的にもやや安心です。
※車のドア及びイグニションのみに機能する鍵で、グローブボックスは開けることができないので、トランク及びグローブボックスにロックをかけることができる。
しかし‥‥特に住宅や駐車場事情という話になると、、「とにかく国土が広い」ということはつくづく羨ましいことだと思います。。
【本シリーズ過去日記】 ご興味があれば~
アメリカの車事情(1) 車のバッテリーが‥‥
アメリカの車事情(2) 米ビッグ3の凋落と日本車の人気?
アメリカの車事情(3) バッテリー事件その後+Blue Lawなど
アメリカの車事情(4) アメリカでの車両登録・車検などについて
アメリカの車事情(5) アメリカのETCと道路事情~高速道路の無料化論も~
アメリカの車事情(6) 駐車場事情あれこれ(本稿)
※番外編:『2度目のワシントンDC ~3分間の代償・初レッカー移動~』
→アメリカで初レッカー移動を経験した時の苦い思い出です(笑)。
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パーキング・・・・・
日本でよく見かける後払い制の○△駐車場、という名前がついたようなパーキングは、私の住む町では存在しません(たぶん)。
全てのパーキングが、このように路上にメーターがあって、前払いする制度で、非常に使いにくいと思うのです。
コインを常に準備するのは面倒ですし、用事が伸びそうになるとコインを足しに行く必要がありますし、常に「あと○分で動かさないと」と時間を気にするのも疲れますし。
都会は都会で、後払い制の駐車場があっても(一律$○○という前払いもありますが)、料金が異常に高いですよね~。